今回のプロジェクトでは、曲は1曲完成するたびに、NiGHTSチーム全員に
 プレゼンテーションをしました。
 プロジェクトによってはこんな面倒なことはしないところもあるようです。
 サウンドチームにとって、一番胃の痛い瞬間なんですけど…。
 できれば避けて通りたいのですけど…。
 30回近く曲のプレゼンをしたことになりますが、何度やっても慣れませんでした。
 一度きいてもらうと、みんなまず、しーん、とします。この時が一番つらいです。

 「で、どうでしょか?私はこうこうこういうつもりでこういうことでこうしました。」とかいうと、
 ぽちぽち「ちょっとここが」、「いいんじゃない?」と意見がでてきます。
 チームの皆が自分の描いている絵なり、作っている動きなりが、
 音楽とマッチするかどうか感覚的に判断してもらえるとよいと思っているので、
 でた意見と皆の顔色をもとに、変える部分は変えるゆずれない部分はゆずらないことを決めます。
 みんなで聞いたあと、個人的にその場面の絵をかいているデザイナーなどに
 もっとくわしい感想をききにいくこともあります。
 これで十分だよ、といわれても、ある1人の小さな疑問に深く賛同して
 ゼロから作り直してしまったこともあります。

 おしごとって大変です。


*

もどる