6.00からキャメロン君と歌の練習をする。

 ふたりきりになった時には、ふたりとも緊張して、同時に違うことをしゃべりかけたりと
 きまずい感じだった。
 でも、キャメロンのナイーブだけど気さくな性格のおかげで(時々日本語が通じないけど)
 ぎこちなくも、テープをながしながらの歌の練習がスタート。
 どうやら、私と同じで、"人みしり"が激しい子だったらしい。

 思ったより、彼の歌がうまいのでふたりとも上機嫌。相当がんばって練習してきたらしい。
 なんでもお父さんが音楽好きらしく、お父さんに指導してもらっている様子。
 かなりの音楽一家で、兄弟の中には歌手を目指している人もいるとか。
 キャメロン君はといえば、自称ゲーマーで、歌手になろうとかそういう希望は
 ないみたいだけど、ゲームの仕事が出来るというのですごくうれしそうだった。

 途中、このゲームについていろいろと質問されて、Nightsの秘密を少し話してしまった。
 ゲームのジャンルをしつこく質問されたので、RPGではないよ、といってしまった。
 そうしたら、彼は、「やりぃ」といって、「ぼくそのことをきいたからもっと
 エモーショナルに、歌えるようになったと思うよ。だから、もっと教えてくれたら、
 ベストに歌えるよ」と脅迫された。

 歌が思ったより上手だったのでレッスン回数を減らす。


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