金属をたくさんつけたお姉さん 尻目に手洗いおさげのジーパン


これは尻目の「尻」と「手洗い」がいい具合に
かけ言葉のようになっている秀作です。
「おさげ」が「金属をさげた」と絶妙な対になっていて
今と昔の時代を感じさせる表現をかもしだします。


少し時間がたって、トイレに立ちました。
下る階段を黒服がペンライトをわたしの足元にさしだして
一緒に下りてくれるのです。
へんな笑みを彼にぶつけたりして、わたしは相当絶頂にきてました。

トイレにはお姉さんたち(多分年はわたしと同じくらい)がドヤドヤいました。
どきどきしながら用をすませ、鏡ごしに目がチラチラと合いながらもこころは

ヴィ・アイ・ピーだっも〜ん!

という気分でいっぱい。(あほかっ!わたしは)

席にもどると、何人か姿が見えなくなっていました。
ホールで踊っています。
わたしも誘われました。
「いやいや!だめだめ!」
と、またしても一度はためらってみるものの、じつは
「踊りて〜〜〜!踊ってみて〜〜〜!」
と、こころはすでに踊っていました。

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