泣いた音楽



次の感動はオーケストラ版のナイツを収録しにいった時です。
オーケストラ用にアレンジしてくださった松尾隼人氏は
知る人ぞ知る有名なアーティストで、お聞きのとおり
映画音楽的な壮大なナイツを表現してくれました。
(サントラ1曲目)

大きなスタジオにたくさんの人がいて
(オーケストラだから当然大人数なのですが)
その人たちがいっせいにあのナイツを演奏するんですよ!!!
特にテーマがでてくるところの盛り上がるところなんて!!!
涙がでずにいられましょうか、という感じだったのです。

それは例えれば、いかの塩辛が大好きな人がいて(私のこと)
「いかの塩辛をただ食べる」んでなくて「いかの塩辛のプールに
飛び込んでまみれた」みたいなものです。あ。
それはちょっといやかもしれないけど、じゃ、プリンでもいい。
「プリンに突っ込んで四方の壁がプリン」みたいなものです。

あのレコーディングの日は私はもうこれ以上のことは
何も望まないぞって思ったぐらいです。